便秘薬や下剤は、腸にとっての「毒物」!?

便秘薬や下剤がなぜ、便秘の問題の解決に結びつかないのかというと、便秘薬や下剤というのは「腸を強制的に刺激して、無理やりぜん動させる」というコンセプトの薬である、というのが大きな理由です。

 

便秘の問題を根本的に解決するには、「腸が自分の力で、正常なぜん動をする」というのが不可欠な要素となってきますが、そのためには腸内環境を改善し、腸そのものが元気を取り戻すという状態にしなければいけません。

 

しかし、便秘薬や下剤は、腸内環境を改善するのではなく、「腸にとっての刺激物・毒物を与えて、腸をびっくりさせることで無理やり動かす」というものなのです。

 

人間も、「体に合わない毒物を食べると反射的に吐き出してしまう」ということがありますよね。
それと同じようなことを腸にさせる、というのが、便秘薬や下剤の基本的なメカニズムなのです。

 

最初のうちは、腸もその刺激に反応して排便をうながすように頑張りますが、そんな無理は長くは続きません。
いずれ力尽きてしまい、最終的には「下剤を大量に飲んでも出ない」という状態になってしまうリスクが高いのです。

 

すでに便秘薬・下剤を常用している人へ

 

というわけで、便秘薬や下剤の常用は、腸の健康を大きく損ねるというリスクがあります。

 

しかし「もうすでに、便秘薬や下剤を常用していて、飲むのをやめてしまったら便が完全に出なくなりそうで怖い」という人もいるでしょう。

 

そんな人は「少しずつ薬の量を減らしながら、自然な形での便秘解消ノウハウを増やしていく」というのを試してみましょう。

 

「1〜2週間経過するごとに、薬の数を1錠ずつ減らし、オリゴ糖や乳酸菌、食物繊維および水分の積極的な摂取を心がける」というやり方がおすすめです。

 

特に、オリゴ糖と乳酸菌の摂取はしっかりとやるよう心がけて下さい。
薬の常用で乱れてしまった腸内環境を正常に戻していくために、この2つは欠かせない存在です。

 

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