浣腸のメリット

浣腸のメリットは、なんといっても「他の手段を圧倒するレベルの即効性」でしょう。
「腸内環境を改善して便秘を解消していく」という手段は、実際に効果が出るまでにそれなりの日数がかかりますし、下剤を飲んでも、効果が出るまでにはある程度の時間がかかります。

 

これに対して、浣腸を使えば、使用後すぐ〜10分程度で排便がうながされるのですから、「とにかくすぐに出したい」という人にはありがたい存在ですね。

 

浣腸のデメリット

 

お手軽で即効性がある浣腸を、「便秘対策の救世主」のように思っている人もいますが、浣腸には大きなデメリットも存在します。

 

浣腸のデメリットとしてまず挙げられるのは、「腸への刺激の強さ」です。
浣腸の主成分はグリセリンなのですが、このグリセリンは「腸内を滑りやすい環境にする」「保水性があるので、便に水分を持たせてやわらかくする」というだけでなく、腸への刺激作用もあるのです。

 

グリセリンによる腸への刺激がどのくらい強いかというと、「100%グリセリンを使うと、腸壁が傷つく恐れがある」というほどのレベルです。

 

腸壁が傷つくリスクを避けるため、浣腸のグリセリン濃度は50%前後程度に調整されてはいますが、それでもかなりの高濃度です。

 

「急な便秘の時などに、たまに使用する」という程度なら浣腸をするのもいいですが、しょっちゅう浣腸に頼るような状態だと、グリセリンの刺激でどんどん腸が弱っていく、というリスクが出てくるのです。

 

そして、度重なる強い刺激で疲れ切った腸は動きが悪くなり、さらに浣腸の刺激に対しても、感覚がだんだんマヒ状態になっていきます。こうなると「浣腸をしても便が出ない」という最悪のケースにもなりかねないのです。

 

「便秘対策にとにかく即効性を求めるなら浣腸が効く」というのは事実ですが、あくまで「たまに使う、という程度が許容範囲であって、しょっちゅう使ってもいいというものではない」ということを理解しておきましょう。

 

また、非常に頑固な便秘で、便が固まってしまっている場合は、浣腸でも排泄できない場合があります。
腹痛を悪化させることになるので、早急に医療機関にかからなければなりません。

 

 

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