便秘になりやすいタイプは

便秘になりやすいかどうか、というのは、体質等によってかなり個人差がありますが、基本的には「若い男性に比べて腹筋が弱い女性や高齢者は、便秘になりやすい」という傾向が強いです。

 

ですが、現実を見ると「女性や高齢者全員が便秘」というわけでもありませんよね。
女性や高齢者の中でも、特に便秘になりやすいタイプの人って、どんな人なのでしょう?

 

ダイエット中の人

 

便秘になりやすいタイプの人としてまず挙げられるのが「ダイエット中の人」です。

 

特に、食事制限ダイエットをしている人は、「便の材料となる食べ物そのものが少ない」「食物繊維不足になりやすい」などといった理由で、便秘になるリスクがきわめて高いと言えます。

 

食生活が乱れている人

 

「間食大好き・肉が大好き・そして野菜は嫌い」など、食生活に乱れがある人も、便秘になりやすいですね。

 

砂糖たっぷりの甘い食べ物や肉は、悪玉菌の好物でもあるので、こうしたものばかり食べていると、悪玉菌がどんどん増えて腸内環境が悪化し、便秘になってしまうリスクが高まるのです。

 

そして野菜不足は、ビタミンやミネラル不足だけでなく、便秘改善に欠かせない食物繊維の不足も引き起こします。

 

ストレス過多の人

「いつも強いストレスを抱えている」という人も、便秘になりやすいです。

 

腸のぜん動を促進するためには、副交感神経が優位であることが大切なのですが、ストレスは交感神経を刺激し、副交感神経よりも交感神経を優位にしてしまいやすいのです。

 

運動不足の人

 

運動不足の人は、腸を支えるための腹筋が衰えるだけでなく、腸のぜん動も弱まってしまうリスク大。

 

「運動をする」というのは、腸のぜん動を活発にする要素もあるのです。

 

妊娠中・産後の女性

妊娠中、そして産後の女性も便秘になりやすいと言われています。

 

まず、妊娠中に便秘になりやすい理由は「赤ちゃんが大きくなるにつれて、物理的に腸が圧迫される」というだけでなく、妊娠中のホルモンバランスも大きく影響します。

 

妊娠中は、子宮内の環境を、赤ちゃんが育ちやすい環境に整えるための「黄体ホルモン」が活発に分泌されるのですが、この黄体ホルモンは、腸のぜん動を鈍らせてしまうというデメリットを持っているのです。

 

出産すれば赤ちゃんによる腸の圧迫もなくなりますし、ホルモンバランスも元に戻るのですが、今度は「授乳をはじめとした育児行為による不規則な生活リズムや、睡眠不足・ストレス」といった要因で、便秘になりやすくなってしまいます。

 

忙しい人

「忙しくて、便意がきてもついついガマンしてしまう」という人も、便秘になりやすいです。

 

せっかく便意がきても、それを無視する」ということが続くと、脳と腸での指令の伝わり方がだんだん鈍くなってしまい、そのうち「便が肛門近くまできても、便意そのものが起こりにくい」という状態になってしまうのです。

 

赤ちゃんも便秘になりやすい!?

近年では、赤ちゃんの便秘も増えてきていると言われています。

 

その主な理由として、以下のようなものが挙げられます。

 

〇粉ミルクの成分が、その赤ちゃんに合わない。
〇離乳食移行時の、水分摂取不足。
〇早産などで、赤ちゃんの腸の機能がまだちゃんと作り上げられていない。
〇帝王切開。

 

さて、最後の「帝王切開」がなぜ便秘になりやすいのかというと・・・普通分娩なら、赤ちゃんは産道を通る際に口や鼻から様々な菌を取り込みます。
そして、その取り込む菌の中に善玉菌も含まれているのですが、帝王切開で産道を通らず生まれると、その機会を逃してしまうわけなのです。

 

もちろん、母乳や粉ミルクにも善玉菌が含まれているので、あとから補給はされますが、「善玉菌獲得のスタートライン」では、やはり少し不利になるのは否めません。
こうした理由から、帝王切開で生まれた赤ちゃんは便秘になりやすい傾向があると言われているのです。

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